Webサイトの種類と更新・運営内容

Webサイトの種類と更新・運営内容

2018年2月23日に加筆・修正をしました。

Webサイトを制作するときは必ずその目的を設定します。目的が変わればサイトの種類も運営スタイルも変わります。商品やサービスのプロモーション、ブランディングなど、様々な目的があるかと思います。

あらかじめサイトの目的を決めておけば、不必要にサイトを増やすことを防げますし、すでに複数のサイトがあれば目的を改めて定義してリニューアルすることで目的どおりの成果が上がるはずです。今回はそのあたりのことについて。

目的の定義

冒頭で「必ずその目的を設定します。」と書きましたが、日常現場ではどうでしょう。

発注主がWebサイトの新規制作・リニューアルを依頼するときに明確な目的が設定できているでしょうか。将来的に到達したい市場でのポジショニングやインサイトがあればデザインという仕事もラクなはずです。でも、そんなことはないです。。。デザイナーが「ヒアリング」をするのはそのためで、話をしてみて本当の目的がお互いに共有できます。事前の情報として「Webサイトの種類」が把握できていれば、話が少しだけ早くなる(なってほしいので)リストアップします。

Webサイトの種類

まず、一般的なWebサイトの種類を挙げてみます。大きく分けて下記の3つだと考えます。

  1. コーポーレートサイト
  2. ブランドサイト(プロモーションサイト)
  3. ECサイト(ネットショップ)

1. コーポレートサイト(IRサイト)

Wikipediaから引用します。

コーポレートサイト (Corporate website) とは、企業自身の公式ウェブサイトである。顧客や取引先/協力企業、投資家、採用希望者との円滑なコミュニケーションを行うために設けられる。

ブランドサイトとは違って、法人情報の公開を主に目的としたサイトです。大企業や上場企業が採用するケースが多いサイトの種類です。Wikipediaには採用希望者を対象とした内容を含む旨で書かれていますが、特設サイト(リクルートサイト)を開設する場合は、テーマ・ターゲットが違うことからサブドメインや別ドメインで展開することをおすすめします。ページ構成は下記のような内容です。

企業情報

  • 企業理念
  • 代表メッセージ
  • 会社概要
  • 役員情報(会社概要に含むことも)
  • 組織体制
  • アクセス(必要な場合)
  • 事業拠点(必要な場合)
  • ソリューション(事業領域や事業概要)
  • 沿革

IR(株主・投資家情報)

  • IRニュース(ニュース内の「IRニュース」カテゴリをフィルタリング表示することも)
  • IRライブラリ(決算短信、決算説明資料、有価証券報告書、株主通信、株主総会資料)
  • 業績ハイライト
  • 株式情報
  • IRカレンダー
  • 株価情報(Yahoo!ファイナンスなどへ外部リンク)

CSR

  • マネジメント(コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスなど)
  • 社会貢献活動
  • 環境への取り組み

ニュース

  • お知らせ
  • プレスリリース

留意点

  • 有価証券報告書は、2006年の会社法の施行以降EDINETへの提出が義務化されているため、自社Webサイトでの公開は提出後が前提。「法定開示書類」に当たるため、EDINETでの公開前に関連ファイルを自社Webサイトのサーバーへアップロードを行わないよう周知の徹底が必要。
  • 決算短信は「適時開示書類」に当たるがEDINETへの提出は義務化されていない。代わりに「四半期報告書」の提出が義務化されている。提出期限は決算後45日以内。通常、四半期報告書の提出・公開前に決算短信を公開する。

参照元: 上場会社等が法定開示書類及び適時開示事項を自社ウェブサイト等に掲載する場合の留意事項について:金融庁

2. ブランドサイト(プロモーションサイト)

主に商品やサービスなどのブランドを知って共感してもらったり、すでにブランドを知っている人に「実は自分に関係していること」を知ってもらうことを目的としたサイトです。高品位なイメージのサイトを「ブランドサイト」、購買促進を促すサイトを「プロモーションサイト」と呼ぶ場合があります。

更新・運営内容(例)

  • ブランド・商品紹介
  • 事例紹介
  • スナップ
  • ストーリー
  • 診断・提案コンテンツ
  • インタビューコンテンツ
  • 資料請求フォーム

3. ECサイト(ネットショップ)

商品やサービスをネットで直接購入できるシステムを持ったサイトです。

更新・運営内容(例)

  • レビュー
  • 内容や使い方
  • Q&A

Webサイトは1つの方がいい?

Webサイトの種類は、ユーザーに見てもらうコンテンツの優先度や商品・サービスの内容・販売方法によって決めます。また、サイトは1つに絞る必要はありません。というより1つに絞らない方がユーザー目線では有効な場合もあります。ケースごとのサイト公開は下記のようなものが考えられます。

サブディレクトリ展開

  • 公式ブランドサイト + サブディレクトリ内コーポレートサイト。
    例)http://sample.co.jp + http://sample.co.jp/corporate/
  • 公式ブランドサイト + サブディレクトリ内商品ブランドサイト(ブランド同士のテーマが似ている場合)
    例)http://sample.jp + http://sample.jp/brandname01/

マルチドメイン展開

  • 公式ブランドサイト + 新しい商品・サービスのヒントを求めて事業に関連する情報を公開するメディアサイト。
    例)http://sample.co.jp + http://sample-lab.jp
  • 大人向けブランドサイト + 子供向けブランドサイト のようにテーマの異なるブランドごとにサイトを公開。
    例)http://sample.jp + http://sample-kids.jp

サブドメイン展開

  • 複数のサービスを行っていて、それぞれのサイトのテーマ(内容)が異なる場合。
    例)http://sample.com + http://servicename01.sample.com + http://servicename02.sample.com + etc…

マルチドメイン・サブドメインのどちらかで展開

  • コーポレートサイト + 特設サイト(リクルートサイト)。
    例)http://sample.co.jp + http://sample-recruit.jp または + http://recruit.sample.co.jp

さいごに

普段、企業やお店のWebデザインをする場合、「何のために作るのか」を聞くことはなく、その代わりに適しているであろうサイトの目的を決めて、それに見合ったサイトの種類を設定し提案しているので、このような記事を書いてみました。

すでに公開されているWebサイトのドメインに注目してみると、その企業のWeb戦略がある程度見えることがあり、参考になることが多いので、Webサイトチェックの際の1つの指標としておすすします。

Author

  • Shinichi Kuroda - 黒田晋一
  • 香川県高松市 - Takamatsu-shi, Kagawa, Japan.
  • Mail - info@studiobusstop.com