Webサイト制作の流れ

Webサイトの制作は大抵2〜6ヶ月、規模が大きくなると半年以上かかることがあります。「なる早」を求められるケースもあるので、ケースによっては「プレオープン」の形をとることもしばしば。結局、何にしているのかが見えにくい仕事であると思うので記事として残しておきます。これからご覧いただく内容は、他の制作会社さんとは異なることもありますので、あらかじめご了承を。

まずはお話を伺う

いわゆる「ヒアリング」と呼ばれる工程です。大抵、最初に持ちかけられるお話の内容は下記のようなことが多いです。

よく伺う要望

  1. Webサイトが古くなってきたので、リニューアルしたい。
  2. ネットで商品を売りたいので相談に乗ってほしい。
  3. Webサイトは、とりあえず持っておいた方がいいのか聞きたい。

よく回答する内容

1. ではWebサイトを整理してみます

見た目の古さに加えて、コンテンツが分類できていなかったり、スマホ対応ができていなかったりすることがあるので、そのあたりのことも合わせて話をします。Webサイトの見た目については、最近だと「こういう感じ」にしたい、と既存サイトのURLを連絡いただくこともあるので、「なぜ、このサイトを参考にしたのか」を、勝手に推察したりもします。わからなければ、その意図を聞くこともあります。

2. ネットショップサービスの利用をお勧めします

商品点数がすごく多かったり、既存のネットショップサービスでカバーできない売り方をしない限り、自前のECサイトを多額の費用をかけて作るのは避けた方が良いと思っているので、こう答えることが多いです。ネットショップサービスの比較 (STORES、BASEほか)という記事を書いています。

3. SNSはされてますか?

ヒアリングの結果、とりあえず、ではなかったこともあるので一概に言えませんが、Webサイトを持つ目的を見出せない場合は、ブログサービスやSNSを使えば済むこともあります。Webサイトの種類と更新・運営内容という記事を書いています。

作成・更新者の検討

お話を伺う時点で、どのページを誰が作成・更新をするかを検討します。新着情報・ブログなどは発注主さま側で、レイアウトが比較的複雑でビジュアル重視のページは制作者側で、というような段取りにすることが多いです。

Webサイトの構成を決める

中規模以上のWebサイトの場合であれば、ページの構成をまとめたサイトマップというものを、中規模以下であればページごとのラフを作って、並べて見ていただけるようにします。サイト内の動線をお互いに確認する工程です。

工程の確認

ページのデザイン・ご返答・修正、コーディングなどのスケジュール案を提出して、どういう風に作業を進めるかを検討します。この確認工程次第でWebサイト制作のスピードが決まります。例を出してみます。

例)20ページのWebサイトを年度末までに公開

コーポレートサイトのリニューアルでご確認作業を2回とし、提出を最終版を合わせて3回とした場合です。制作者側からすればメインの仕事ですが、発注主さまからすればそうではないので、お仕事の合間での確認を前提としています。

制作開始

2017.08.28(月)10:00

制作完了・公開

2018.03.30(金)21:00

デザイン提出分類案

  1. トップ + 新着情報(Wordpress使用、一覧 + 個別) = 3ページ提出
  2. 事業紹介(概要 + ピックアップ)= 5ページ
  3. 会社概要(一覧 + 個別)= 5ページ
  4. 実績紹介(Wordpress使用、一覧 + 個別) = 2ページ
  5. お問い合わせ(入力 + 確認 + 完了)= 2ページ(としてカウント)
  6. その他必要なページ(CSRなど)= 3ページ

デザイン提出工程案

提出と返答 分類1 分類2 分類3 分類4 分類5 分類6
ヒアリング1次 2017.08.25(金)10:00
ヒアリング2次 2017.09.01(金)10:00
● 全て、カンプの提 2017.09.06(木)10:00
○ 全て、カンプの返 2017.09.13(木)18:00
● 1次の提 2017.09.14(木)10:00 2017.09.21(木)10:00 2017.10.26(木)10:00 2017.10.31(火)10:00 2017.12.04(月)10:00 2017.12.08(金)10:00
○ 1次の返 2017.09.26(火)18:00 2017.09.29(金)18:00 2017.11.01(月)18:00 2017.11.07(火)18:00 2017.12.14(木)18:00 2017.12.19(火)18:00
● 2次の提 2017.10.04(水)10:00 2017.11.13(月)10:00 2017.12.22(金)10:00
○ 2次の返 2017.10.10(火)18:00 2017.10.13(金)18:00 2017.11.16(木)18:00 2017.11.22(水)18:00 2017.12.27(水)18:00 2018.01.12(金)18:00
● 3次の提 2017.10.18(水)10:00 2017.11.28(火)10:00 2018.01.15(月)10:00
○ 3次の返、完 2017.10.23(月)18:00 2017.12.01(金)18:00 2018.01.18(木)18:00
  • 全て、カンプの提 = 全てのページデザインのアタリをとったものの提出
  • 1次の提 = デザイン1回目の提出
  • 1次の返 = デザイン1回目提出分のご返答
  • 完 = ご確認完了

コーディング工程

作業内容 日時 日数
コーディング開始 2018.01.19(金)10:00 土日、祝日を除いて 20日間
デモサイト限定公開からご確認・微調整 2018.02.19(月)10:00 5日間
Webサイトリニューアル作業開始、現行サイトの閉鎖 2018.03.27(火)9:00 4日間

スケジュールの決定

上のデザイン工程案だと公開までに8ヶ月かかってしまいます。ページデザイン・ご確認・修正の工程案をご説明したうえで、確認作業を密にとったり、確認が終わったものから随時コーディングを始めるなどの調整をして、スケジュールを決定します。冒頭に書いたとおり、プレオープンの形をとることもあります。

事前の準備

​Webサイト制作に必要なことを事前に済ませておいたり、情報を集めます。

ドメイン

リニューアル案件の場合はドメインは取得済みなことがほとんどですので、変更しない限りそのまま使用します。ただし、ドメインの取得名義が発注主ではない場合は、ドメイン譲渡の作業が発生することがあるので確認します。くわしくはドメインとは?をどうぞ。

サーバー

すでに使っているサーバーのスペックに問題がなく、名義も発注主のものであればそのまま使用します。SSLについても確認します。

アクセス解析コード

Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを利用中であれば、そのコード情報を連絡してもらいます。

検索エンジン対策

Search Consoleのような、サイトの情報を検索エンジンに知らせるための登録作業を発注主、制作側でどちらが行うかの取り決めをしておきます。

仕様書の作成

Webサイト制作に必要な情報をまとめます。準備で得た情報やディレクトリ構造、FTP情報、対応ブラウザ、CMSなどの設定が含まれます。提出のタイミングは大抵、ヒアリング2次や全てのカンプ提出、分類別提出の初めの方になることが多いです。

デザイン・コーディング・公開

事前の確認を終えると、いよいよ制作開始です。コツコツやります。

Webサイト公開後

検索エンジン対策をしたり、公開後に気づいた部分があれば調整をします。あと、CMSを使用する場合はマニュアルをお渡しして説明をしたりと、Webサイト運営ができるようにして完了です。

Webサイト制作のだいたいの流れは以上です。

Author

  • Shinichi Kuroda - 黒田晋一
  • 香川県高松市 - Takamatsu-shi, Kagawa, Japan.
  • Mail - info@studiobusstop.com